黙想の糧(1月26日)
マルコ13:13

「しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。」

「自分のことに気をつけなさい」

 「しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。」(マルコ13:13)耐え忍ぶは、ヒュポメノーという言葉で、「後ろに留まる」が原意です。先週の礼拝では、この言葉を中心して、イエス様の後ろを歩くことの大切さを学びました。イエス様の前ではなく、後ろから歩くこと。信仰を持たれている方はもう十分知っていることでしょう。しかし、知っていることと生きていることは別問題です。
 イエス様と共に生きることはわかっていても、後ろから歩こうとする人は少ない。イエス様はそのことをよくご存知でした。
 自分の信仰にそれなりに自信があって、何者かのように思われたくて、口にはしないだけで人からの称賛がほしい…。そして、キリストを愛することを、自分が願う方向での愛と勘違いしている人。イエス様はそのような人にこそ、「気をつけなさい(よく見て悟れ)」と言われるのです。マタイ福音書16章のペトロの姿は、そのことをよく描いています。
 イエス様の一番弟子のペトロは「あなたはメシア、生ける神の子です」と言いました。イエス様はその告白をとても喜ばれました。しかし問題はその後です。イエス様はそれから、ご自分が殺され、復活されることを初めて話をします。そのとき、ペトロが言います。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」(マタイ16:22)
 イエス様が大好きなペトロ。人間的には激しさの中にもやさしさがあって魅力ある人です。イエス様を信じて、それがまるで自分の勲章のように思う、ある意味いい人ぶりを醸し出す人です。でもそのペトロにイエス様はこう言われました。「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。…」
 引き下がれとは、「後ろに回れ」という言葉です。わたしやあなたは、本当にイエス様の後ろに回って歩んでいるでしょうか。