黙想の糧(6月7日)
マルコ1:1〜11、創世記1:1

神の子イエス・キリストの福音の初め。 …「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。

「初めに、イエス・キリストの福音」

 マルコによる福音書は、4つの福音書の中で最初に書かれた書です。
原文の書き出しは「初め、福音の、イエス・キリストの」という言葉です。
元の写本にタイトルはありません。
マルコはこの書のタイトルを「初めに、イエス・キリストの福音」として、福音物語を書き始めます。

 「初めに」という言葉は、“根源”を意味します。
創世記の最初の言葉「初めに」と同じです。
マルコは、イエス・キリストの福音こそが、
人間が根源にしなければならないことだと伝えたかったのです。

イエス・キリストという言葉は、苗字と名前ではなく、
「イエスは救い主」という信仰告白です。
マルコは、この書が礼拝で読まれ聞く者に問いかけます。
あなたは「誰を」救い主としているのですか?
本当に自分の人生の根源にイエスを救い主として迎えて生きていますか?と。

 死に勝利され復活されたイエス・キリストは、
今聖霊として私たちの内に住まわれています。
パウロは、このイエス・キリストを宿して生きることを、
「キリストを着る」と語りました(ガラテヤ3:27)。
私たちは洗礼を受けた時、この服を着せていただきました。
その服を大切に着こなす生き方、それが“福音の初め”です。

 イエス様の十字架を見上げましょう。
全ての歩みはそこから始まります。
自分仕立ての服ではなく、キリストの服が、
私の人生を造り上げてくださるのです。